りんくよみうりランド前教室を開業してから4年、多くの方々のご支援のもと、現在では3つの教室と70名を超えるお子さま、15名以上のスタッフとともに、日々支援活動に取り組んでいます。

私はもともと公認会計士・税理士として会計業務に従事し、不動産やWEB制作といった全く異なる分野の事業にも携わってきました。そんな中で、なぜ発達支援の事業を始めたのか。よくいただくご質問です。

きっかけはとてもシンプルで、「子供が好きだから」です。

中学生の頃、親戚の子と接するうちに子供の魅力に惹かれ、それ以来、児童養護施設でのボランティア活動など、子どもたちと関わる機会を大切にしてきました。施設で出会った子どもたちは、家庭環境や発達の課題など、それぞれに背景を抱えていましたが、どの子も純粋で可能性に満ちていました。

ある時、将来の夢を尋ねると「養護施設の職員になりたい」という答えが返ってきました。素晴らしい夢ですが、それしか知らないからという理由もありました。その時、子どもにとって「知るきっかけ」がどれほど重要かを実感しました。

私たちの教室では、本社の他事業部との交流の機会を設けたり、スタッフによる見学ツアーを企画したりと、子どもたちの「知らなかった世界」に触れる場づくりも意識しています。将来の選択肢を広げる、その小さなきっかけの一つになれれば嬉しく思います。

フランチャイズが多いこの業界で、自社運営ならではの自由さと柔軟さを生かし、スタッフ一人ひとりが創意工夫を重ねながら、より良い教室づくりを目指しています。これからも子どもたちの可能性を信じ、寄り添い、共に成長できる環境をつくり続けてまいります。